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論文の言語 日本語
著者 岩村雅一, 根岸和也, 大町真一郎, 阿曽弘具
論文名 特徴点探索と投票による孤立文字認識
論文誌名 画像の認識・理解シンポジウム2005論文集
ページ pp.559-566
査読の有無
年月 2005年7月
要約 通常,情景中の文字情報を利用するためには文字認識が必要である. しかし,その前段階である文字切り出しの一般的な手法は 文字列を成さない「孤立文字」,レイアウトが複雑な数式中の文字, 隣接した2文字が接触した接触文字等を切り出すことができない. 従って,これらの文字を認識し,情報を得ることができない. 本稿ではこのような対象からも文字情報が得られるように, 特徴の検索と投票に基づく, 文字の切り出しと認識を同時に行う手法を提案する. 本手法で用いる投票は一般化Hough変換と類似の方法である. 提案手法は正しく切り出された文字画像に対する個別文 字認識手法を切り出されていない文字画像にも適用できるように一般化し た手法と捉えることができる. 提案手法を実際の画像に適用したところ, 辞書として用いるフォントと認識対象のフォントが異なる場合でも, 孤立文字である時計の文字盤や,数式中の接触文字を良好に切り出すことがで きた.
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