文献の詳細
論文の言語 | 日本語 |
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著者 | 小川 広晃,岩田 基,黄瀬 浩一 |
論文名 | 画像検索を用いて位置検出用マーカのない印刷物から透かしを抽出できる電子透かし法 |
論文誌名 | 2016年 暗号と情報セキュリティシンポジウム予稿集 |
発表番号 | 3C1-2 |
ページ数 | 7 pages |
査読の有無 | 無 |
年月 | 2016年1月 |
要約 | 電子透かしを用いて,印刷物に人間には認識できないように情報を埋め込み,それをスマートフォンで撮影して情報を取り出す手法について検討する.SCIS2013 に投稿した手法を基に手法の改良を行った.従来の電子透かし法では位置検出のためにマーカや,枠線をつける必要があった.本来,電子透かしの利点の一つは,見た目を損なわないという点にあるのだが,マーカや,枠線をつけることはその利点と相反している.本稿では,この問題点を解決するために,位置検出の手法を改善し,画像に何も付与せずに位置検出し,透かしから情報を取り出す手法を提案する.画像に何も付与せずに位置検 出を行うために,画像検索を用いて撮影画像内にのどの位置に透かし入り画像が存在するのかを検出し,位置検出を行う.画像検索は計算コストが高いため,位置検出はスマートフォン上でなくサーバ上で行っている.位置検出法を変更した結果,従来法と比べ処理時間について従来法が0.34 秒だったのに対して0.9 秒を要するようになったものの,同等の抽出率を保持できた. |
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